おはようございます、夏野葉月です。
北朝鮮情勢は急激に加速し、予断を許さない状況になっています。
4月12日、共同通信が北朝鮮問題を巡り、米国が米中首脳会談を控えた4月上旬の日米高官協議で、中国の対応によっては北朝鮮への軍事攻撃に踏み切る可能性に言及していたことを報道しました。
■米、北朝鮮攻撃に言及 日本政府に今月説明
http://bit.ly/2oVH4Yi
4月11日、豪紙デーリー・テレグラフが 米国はオーストラリアなど同盟諸国に対し 北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際に迎撃する態勢が整ったと通知し、厳戒態勢で備えるよう要請したと報じました。
■北朝鮮ミサイル迎撃準備豪などに厳戒要請
http://bit.ly/2p3pGQW
4月11日、ロイターが海上自衛隊が 朝鮮半島の近海に向けて航行中の米空母カールビンソンと共同訓練を検討していることを報じました。挑発行為を繰り返す北朝鮮 をけん制する狙いです。
■海上自衛隊、朝鮮半島へ向かう米空母と共同訓練
http://bit.ly/2onhR5M
4月11日、外務省は北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を繰り返していることから在韓者や韓国渡航者に対する注意を喚起する海外安全情報(スポット情報)を発表しました。
■外務省 海外安全情報 (韓国)
http://bit.ly/2nAuflO
■外務省、韓国渡航で注意喚起=北朝鮮情勢踏まえ
http://bit.ly/2p3Cvun
これらニュースが示しているものは一つ、「私たちが考えているよりも北朝鮮と米国の開戦の可能性は高いこと」、また「開戦時期も予想より早い可能性がある」ということです。
では、開戦はいつされるのでしょうか。
北朝鮮情勢に影響するイベントは以下の通りです。
2017年4月11日(火):北朝鮮最高人民会議
2017年4月14日(金):欧米イースター休暇(〜17日まで)
2017年4月15日(土):金日成主席・生誕105周年(太陽節)
2017年4月18日(火):日米経済対話(ペンス副大統領・ロス商務長官来日)
2017年4月25日(火):朝鮮人民軍創建85周年(建軍節)
2017年4月30日(日):トランプ政権ハネムーン期限(100日)
2017年5月9日(火):韓国大統領選挙
3月19日に元国会議員で実業家の田村こうたろうさんはFacebookに次のように書き込んでいます。
「心配し過ぎてもいけませんが、あらゆるシナリオは想定しておくべきでしょう。
一つの可能性に過ぎませんが、アメリカの北朝鮮攻撃のタイミングとしては、韓国次期大統領、親北と言われる、が決まる前と言われています。となると、5月第一週目までということです」
私はシンガポール国立大学でアジア地政学のゼミで教鞭をとる彼の分析は信頼に値すると考えています。
また日経CNBCでは北朝鮮リスクに影響するイベントや変化について報じられました。
経済筋ではすでに戦争が起きた場合の為替や株の変動が予測されています。
私は戦争に反対します。
戦争が起これば、米国の兵士や北朝鮮の人々だけでなく、韓国の人々、日本人、自衛隊員と様々な人々が犠牲になります。
ただ、今回は避ける道筋がなにも見えないのが現状です。
我々民間人にできることは情報を収集すること、万が一に備えることです。
特にテロとミサイル攻撃がいつ起きてもおかしくないことを認識し、行動したほうが良いのではないでしょうか。
私の心配が杞憂に終わり、戦争が起きないことを祈りたいと思います。
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■古賀茂明「北朝鮮、シリア 日本の危機が安倍総理のチャンスになる不可思議」
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古賀茂明氏による安倍政権と北朝鮮情勢の関係についての考察記事。
■トランプとプーチンが実は握っている可能性
http://nkbp.jp/2oqG8cU
拓殖大学の川上高司教授によるトランプ政権についての考察記事。
■コラム:トランプ大統領、北朝鮮に「禁断のカード」切るか
http://bit.ly/2onq4XN
ロイターのコラムニストによるトランプ政権に対する論考記事。