Hazuki Natuno

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思考と対話のために、情報を収集する方法

思考と対話のために、情報を収集する方法

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おはようございます、夏野葉月 @natunohazuki です。
北朝鮮情勢が緊迫し、情報収集の大切さを痛感しています。
頭の中の整理も兼ねて、私が実践している情報収集の方法について書きたいと思います。
読んでいただいた方のお役に立てば幸いです。

1:テレビは見ない、持たない。

私はテレビのニュースを見ません。
特に日本国内のテレビのニュースは玉石混合状態で、しかも石のように役に立つとは言い難いニュースが多い。
時間のロスが大きいので、一人暮らしになってからテレビを所有したことそのものがありません。
人によって意見が分かれますが、現在のテレビは情報収集には向きません。
娯楽目的以外であれば、あまり見る必要ないと思います。

2:国内外の通信社の記事を読む。

新聞は情報が遅いと常に感じています。
通信社で発表されてから、新聞で記事になるまで、ネットで2〜3時間、紙媒体では1日のロスがあります。
それでは本当に知りたい情報を得るには遅過ぎるというのが私の考えです。
私はTwitterでロイターや共同通信、時事通信のアカウントをフォローし、配信記事を読むことにしています。
特におすすめは英語版のロイターの記事を読むことです。
日本版のロイターに翻訳されるまでの1〜2時間のロスを減らせます。
また英語版では報道された記事が日本版には翻訳されないことも多々あります。
国際情勢を知るためにはロイターのTwitterアカウントをフォローされることをお勧めします。

3:信頼できる情報の発信者を見つける。

以前「休む技術」という本に人付き合いが苦手な人が交友関係を幅広く保つためのこつとして、人脈が多い友人をハブに持つという方法が勧められていました。
情報収集にも同じことが言えます。
情報過多の時代において、大事なことは信頼できる情報を多く発信するハブとなる発信者を3人から5人見つけることです。
その人が発する情報を参考に、元記事を読み、分析する。
信頼に価する情報を常に発信する人は本当に数少ないです。
その人を見つかられるかどうかで情報収集の精度は変わると思います。
私が情報収集をするうえで参考にさせていただいている方々を紹介します。

・田村耕太郎さん @kotarotamura
元国会議員、実業家、ミルケンインスティチュートシニアフェロー。
現在はシンガポール国立大学でアジア地政学について教鞭をとっています。
彼のアジア分析に関する発言に私は常に注目しています。

インタビュー:http://globis.jp/article/5370
メルマガ:http://www.mag2.com/m/0001374391.html

・村上憲郎さん @noriomurakami
元Google米国本社副社長、株式会社村上憲郎事務所代表取締役。
Twitterでは意見の発言よりリツイート中心ですが、その広い見識に裏づけられたリツイートは大変参考になります。

Web:http://noriomurakami.info/

・佐々木俊尚さん @sasakitoshinao
作家、ジャーナリスト。

新刊「そして、暮らしは共同体になる」をはじめとしたユニークな切り口でいまの世界とこれからの未来を分析する佐々木さん。
その冷静でニュートラルな分析から発信される情報を私は信頼し、参考にさせていただいています。

Web:http://www.pressa.jp/

4:思考し、分析し、書く。

情報収集のこつは他にも本を読む、厳選した雑誌を選ぶ、SNSを利用する、無駄な情報を遮断するなどいろいろありますが、大事なのはノイズを排除し、思考をすること。
どんなに情報収集をしても、そこで思考を停止するならば意味はありません。
大切なのは、自分の頭で思考すること。
そして、自分の考えを持つことです。
書くことは思考するうえで、大きな武器になります。
いまはブログやFacebookやTwitterなどSNSで情報を発信することが容易になりました。
自分の出来うる範囲で、情報を収集し、分析し、考え、書くことを含めて発信する。
そして情報発信を元に、対話し、議論する。
対話と議論と平和のための土壌です。
よりよい世界を模索するために、思考の種を育てていきたいですね。