Hazuki Natuno

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幸せとは、自分と周りの人を愛すること

幸せとは、自分と周りの人を愛すること

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こんにちは、夏野葉月です。
今日で2019年が終わり、明日は新しい年がはじまります。
年の瀬の締めくくりに、私のいまの気持ちをまとめたいと思います。

私にとって今年1番大きかった出来事は「離婚したこと」と「小笠原諸島に再移住したこと」です。
2018年5月に入籍してから1年3ヶ月後の2019年8月29日に、離婚しました。
いま振り返れば、短い結婚生活でした。
でも結婚したことも離婚したことも後悔していません。
結婚と離婚を経験したからこそ得られた学びや経験に感謝しています。

私が元夫との生活を終わらせることにした理由は、幸せに対する価値観の違いがはっきりしたことでした。
元夫を傷つけたい訳ではないので、詳細は書きません。
はっきり言えるのは彼にとっての大事で大切なものと、私にとっての大事で大切なものが全く噛みあわない生活でした。
そして大切なものを尊重しあえない生活を続けることで不幸になるより、幸せになるために離婚という選択をすることにしました。

彼には例え餓死しても維持したい趣味があり、私は彼の趣味を継続されることで生活苦が続く結婚生活は耐えられませんでした。
異なる価値観の中で暮らし、お互いにとって大切なものを尊重しあえない生活の中で、私は心をすり減らし病状を悪化させ、写真が全く撮れなくなりました。
なにかを美しいと感じることも生きていたいとも思えなくなっていく生活の中で、それでも「このままでは駄目だ」とわかっていました。
行政の相談窓口や友人からのアドバイスを元に小笠原での別居生活をはじめ、元夫とやり直せるか話しあいを重ねました。
話しあいの中で問題改善を求める私に対し「自分の趣味を辞めるぐらいなら、離婚をすることになっても仕方ない」という元夫の回答があり、離婚をすることになりました。

離婚から3ヶ月が経ち、気持ちや生活が少しずつ落ちつきはじめています。
いま私が思うのは「自分を幸せにするのは、自分」というシンプルな原則です。
振り返れば、以前の私は依存的な人間でした。
いまも100%自立しているかと言われたら、そうではないと思います。
でも「自立して生きていこう」と考えて困ったときだけ助けてもらう生活と、「人に助けてもらおう」と他者の力をあてにした気持ちで生活することは、全く違った結果を生みます。
以前の私には自分に自信を持つことや自分自身を尊重すること以上に、「自立しよう」という気持ちが欠けていたと思います。

そうした自分の欠点を意識し、自分自身の問題を改善しようと思えたのは、大切な友達がたくさん私を支えてくれたからです。
東京や小笠原や海外に住む友達に、電話やインターネットや会うことも含め、どれだけ相談に乗ってもらい、話を聞いてアドバイスをいただいたか、わかりません。
闇の中で嵐にあっているような哀しみや心細さの中で、友達の支えは私にとっての光でした。
いまもちょっとしたことでパニックになったり、不安定になる自分がいます。
経済的なことや虐待からの回復、障害や病気との闘病も含めて、私の生活が安定するにはもう少し時間はかかるでしょう。

でも私は、いまの自分が好きです。
離婚を経験したことで「誰かに幸せにしてもらおう」と考えていた自分にさよならすることができました。
私とは「私と私の周りの環境」のことだと思います。
大切なのは「私を誰かが幸せにしてくれるのを待つ」のではなくて、「私が私と私の周りを幸せにすること」です。

幸せになるために、物もお金もいりません。
幸せでいるために大切なのは、「自分らしく生きること」。
不要な劣等感や他者への嫉妬を捨て、自分や未来に対する先入観や決めつけから自由になる。
なにより「自分が幸せになることを、自分に許す」。
「私が幸せだと、周りの人も幸せ」ですし、「私が苦しんでいると、周りの人も苦しむ」ことになります。
だからあなたや私が幸せを選択することは、私たちの周りの人にとって、すごく大切なことだと思うのです。

少し前の私は、自分のことばかり考えていました。
余裕がなくて、愛されることばかり求めていた。
そうした自分が変化し、以前より少しだけ周りの人のことを考えられるようになった。
私は、いまの自分が好きです。
そして私が私を好きになれるきっかけを与えてくれたすべての人に感謝しています。
私は私自身と私を大切にしてくれる周りの人のためにも、幸せになること、そして自分を愛することを、自分に許してあげたいと思っています。