Hazuki Natuno

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一緒に、前を向いて、動いていこう

一緒に、前を向いて、動いていこう

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2020年の年末、ちょっと大変だった。
12月28日に前浜で倒れて、救急で診療所に運ばれた。
12月30日に引越し予定だった新居の大家さんに問題があることがわかり、引っ越しを取りやめた。
倒れた後、診療所で受けた心電図とレントゲンと血液検査では異常がなくて、ただ胸と肺の間が痛かった。
倒れてから10日以上経って、ようやく痛みが少しずつとれてきた。
最近、なんとかスムーズに呼吸ができるようになった。

倒れてみて、いろいろなことを考えた。
自分が自覚以上に、身体や心が発していたサインを無視していたとわかった。
仕事。人間関係。引っ越し。
思い当たるストレスがあり過ぎた。
その一つ一つを私は無視してきていた。
自分の中の無理ばかりする体質に、苦笑を禁じ得ない。

大晦日も元旦も、倒れて引っ越しを辞めた直後で、料理もほとんどできなかった。
事情を知る友人が、お節を差し入れてくれた。
とてもありがたかった。
そういえば、2018年12月27日も心臓の痛みで倒れていた。
2019年12月のクリスマス前後も、心労が重なって大変だった。
私にとって師走は、心臓に負担のかかる期間なのかもしれない。

倒れたことで良いこともあった。
引っ越しを取りやめることができたのは、良かった。
いまの部屋の大家さんに引っ越しを求められているから、新居は探さなければいけない。
それでもあれ以上の対人トラブルを避けられたのは良かった。
診療所の主治医が真剣な眼で「ストレスからは逃げなさい」って言っていたのを思い出す。
とても正しいと思う。

不安や呼吸痛で胸の痛みが消えないとき、とにかく海へ行った。
海は、いい。
私が不安定でも、落ち込んでいても、海は変わらずそこにある。
風が強くても、雨が降っても、晴れても、海は海だ。
私はどんなことがあっても、海に行くと元気が出る。
だから、小笠原に住むことを選んでいるのだと思う。

落ち込んでいる期間にTwitterで次の投稿を見つけた。
市川衛さんという医療ジャーナリストの方の投稿だ。

なんか、胸を打たれた。
倒れても、家を失いそうでも、呼吸が痛くても、大丈夫だ。
仕事があって、痛くても動く身体があって、助けてくれる友達がいる。
私は、元気でも健康でもないかもしれない。
でも、まだ生きてる。
そして、希望を持ってる。

つらいことは、いろいろあるかもしれない。
落ちこむことも、立ち止まることもあるかもしれない。
でも、前を向こう。
立ち止まっていても、前を向くことはできる。
歩けなくても、光を探すことはできる。
動けなくても、できることはあるはずだ。

そんな訳で、元気じゃないけど元気です。
私は、私にできること、私にしかできないことを、やっていこうと思います。
元気なくても、いい。
私は、大丈夫。
だからきっと、世界も大丈夫。
一緒に、前を向いて、動いていこう。