Hazuki Natuno

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選挙に参加し、民主主義に関わる方法

選挙に参加し、民主主義に関わる方法

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ある候補の選挙事務所で、選挙活動を手伝っている。
その候補がどなたかはここでは書かない。
選挙そのものの公立性を尊重したいからだ。
ただ、私なりに手伝う中で得た実感を記録しておきたい。

まだ手伝い始めて間もないが、「選挙」の難しさを少しずつ実感している。
大きな要素として、選挙の公正さを守るために、様々なルールが設けられていることだ。
例えばチラシ一つとっても、候補が配る場所、枚数、選挙管理委員会から配布されたシールをチラシ一枚一枚に貼るなど、不正がなされないように最新の注意が払われている。
広告や葉書や選挙カーについても同じだ。候補は様々なルールを遵守しつつ、活動を行わなければならない。

候補たちはチラシを一万枚以上、用意する。
その一枚一枚に貼られた、選挙管理委員会に配布されたシールがある。
これはどの候補も事務所で手伝うボランティアたちに手作業で貼られている。
その作業は気が遠くなるほど地味で、だが必要な活動だ。

私の手伝う候補のボランティアはほとんどが候補の親族や学生時代の同級生たちだ。
そのせいだろうか。事務所の雰囲気は同窓会めいていて、暖かい。
なにより暖かいのは、立候補した候補を応援するために、小さなボランティアを大切に行う参加者たちの心だ。
私は候補者の両親が差し入れる肉まんやお菓子をいただくたびに、なんだか目頭が熱くなる。

私たちは普段、選挙に行く以外の選挙に対する参加方法を持たない。
だが、選挙が私たちが求める変化を如実に反映するとは限らない。
民主主義は果てしなく、地道な努力の果てにある。
私たちが政治に関心を失うとき、それは民主主義が終わり、独裁政治が始まるときだ。

もしもあなたが政治に関心があるなら、応援する候補の事務所に行ってみてはいかがだろうか。
選挙活動には膨大な仕事がある。
あなたがあなたの応援する候補の事務所の扉を訪ねれば、事務所の方々は喜んで迎えてくれるだろう。
選挙という形で民主主義に関わる方法の一つとして、私は選挙事務所での活動を進めたい。

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