Hazuki Natuno

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ほしい未来は作ろう、ならばほしい家族の形を作ろう

ほしい未来は作ろう、ならばほしい家族の形を作ろう

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おはようございます、夏野葉月です。
12月13日、REVorg主催、Cift&NHK出版後援のイベント「僕たちの”グッドライフ”を探して」に参加してきました。
このイベントは登壇者の1人であり、NHK出版編集者の松島倫明さんが編集し、今年9月に出版された「壊れた世界で”グッドライフ”を探して」という書籍を底本に、新しい生き方を模索するコミュニティの方々の活動を登壇者が紹介し、これからの未来を変えるビジョンが語られたイベントでした。

登壇者はエコビレッジなど新しいライフスタイルを目指す「Coビレッジ」を探せるプラットフォームを立ち上げたREVorgの鯉谷ヨシヒロさん、新しい家族の概念”拡張家族”をキーワードに渋谷のど真ん中で家族的コミュニティの運営を目指すCift代表の藤代健介さん、「ほしい未来は作ろう」をコンセプトに持続可能なライフスタイルを紹介するWebマガジン”greenz”編集長の鈴木菜央さんが登壇され、佐々木俊尚さんがモデレーターという素敵なメンバーで行われました。

本やREVorgやCiftやgreenzの活動内容の紹介を登壇者が話されるのを聴きつつ、「では私はどんな”未来”を作りたいか」をずっと考えていました。

今回の話しの中で1番興味を惹かれ、またその理念に共感したのは藤代さんのCiftの活動でした。
Ciftの活動はあちこちのイベントや雑誌記事などで紹介されつつあるので、割愛しますが、彼らの活動を一言で説明するなら「もっと僕らが生きやすい形に新しい家族の形の哲学を持ち、それを実際に共に生活する中で実践していこう!」というものです。
(藤代さん、私の理解が間違っていたらごめんなさい)

私はつい先日、婚約者と別れました。
彼との出会いや共に過ごした時間は素晴らかったのですが、共に家族として空間や時間を共有するには価値観が違い過ぎると感じ、パートナー関係は解消しました。
これまで経験した家族からの虐待や婚活や、彼との時間を通じて「”家族”とはなにか」「私の得たい”家族”とはどんな形か」すごく考えてきました。

そんな中でちょっと目から鱗が落ちる投稿をFacebookで読みました。
一昨日、友人がシェアした投稿で、そこにはある子育て支援団体代表の女性の方の投稿で、そこには「1人男女や子どもがいない夫婦に殺意を覚える」と書かれていました。
パートナーや子どもがいない生活を選択する人にも、望んでいるがそれらを得られない人にも、それぞれの喜びや悩みがあります。
いまの日本が、家族や子どもを持つ喜びが共有されるのではなく、持つことへの悩みから他者に殺意を覚える人を生み出す社会であるならば、それはどう考えても間違っています。
同性のパートナーを持つ人、私のように独身の人、すでにパートナーがいるが子どもがいない人も、共に助けあえ支えあえる家族の形を求め、探しています。
そうした様々な人々が求める多様性のある家族の形をいまの日本の社会や制度 は認めていないし、法律や行政の支援もない。
それはおかしいと思っていました。

greenzの「ほしい未来は作ろう」というキャッチコピー風にいうなら、「ほしい家族の形を作ろう!」と言っても良いのではないでしょうか。
私は結婚相手や自分の子どもとかに限らず、お互いが自立し、だけど困ったときは支えあえ、助けあうことを実践するCiftの活動にとても共感し、それを藤代さんに話したところ、「自分で作ってみたら良いよ!」と背中を押されました。

なので、来年私は自分が理想とする「血縁や法律の枠を超えた、新しい”家族”の形」を作ってみたいと思います!

具体的にどんな形になるか、まだわかりません。
でも、血は繋がっていなくても、一緒に暮らせたり、共に目標を応援しあえ、夢を持つことや行動を共有できたりする、ベースとなる基地のような「居場所」を作りたい。
1人の人間や1つの家族が個別化の果てに孤立するのではなく、ゆるく繋がることで、助けあえるコミュニティを作りたい。
そうした私の気持ちや家族に対する哲学に共感し、一緒に行動できるメンバーと活動拠点を探していきたい。
新しい拡張家族という「家族」という理想を模索し、その過程を共有できるコミュニティを作りたいな、と思っています。

そんな訳で、この新しい家族の形を一緒に考え、そのための拠点を作り、共に活動する「家族」を絶賛募集します。
そして、どんな形にしていくか、話しあって実現していきたいな。
具体的には来年、私と私の”家族”の居場所となる「拠点」を作ることを実現したいな。
ぜひ、この私の新しい夢と活動を応援していただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします!