Hazuki Natuno

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愛する自然の傍で

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海に、来ている。
今日の朝ご飯は煮卵のおにぎり、フィッシュロール、クリームパン。
海がざわめいていて、台風が近くに来るのだとよくわかる。
白鷺のような鳥が浜辺を飛んでいる。
小さな小鳥も来ていて、パンのかけらをあげたら嬉しそうに食べて飛んでいった。

こうして台風の前に海を見に来ていると、自然の脅威と言うものを感じさせられる。
私たちは自然に生かされているのであって、自然の中に生きているわけではない。
大きな自然の中に生きている。
正確に言えば生かされていると言える。
こうして大きな自然の中にいると、自分の小ささを思い知らされる。

私も含め人間はとても小さくて、全てできると思っているけれど、実は何もできない。
この小笠原という島のように何もないようでいて、全てがある環境にいると自分の良い意味での小ささを感じることができる。
それはとても良いことのように思う。
自然を尊重すると言う大切な心を思い出させてくれるからだ。

海のさざめき、星のきらめき、朝日の輝き。
そうしたものに日常的に触れていると、枯れていた心もよみがえっていく気がする。
私の感情が感じられるようになってきて1番喜びを感じるのは、愛という感情がわかるようになったことだ。
人間から人間への愛も大切だけれど、自然から人間への愛、あるいは人間から自然の愛もとても大きくて大切ものだと思う。

愛は大きくて私の手には負えない。
だからこそ愛する自然のそばで、こうして海の波音を聞いていられる時間を大切にしたいと思う。