Hazuki Natuno

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もしも、指が動かなくなるなら

もしも、指が動かなくなるなら

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今朝目覚めると、指に激痛が走った。
肩から腕にかけて痺れるように痛い。
右の指も左の指も、第二関節から指の付け根までがパンパンにむくんで膨らんでいる。
何が原因かはわかっている。
ウェブサイトを作りすぎたせいだ。

3月27日から、フリーランス塾と言うグループのウェブサイトを作っていた。
私は集中すると根をつめやすい。
夢中になって作るあまり、食事もとらず、睡眠も削って、風邪も悪化させて作っていた。
途中から苦痛になっていたけれど、完成させなければと焦ってしまった。

3月30日から、指がおかしいということはわかっていて、痛みを感じはじめていた。
昨日から痛みがひどくなって、今日はもっと痛みがひどくなった。
腱鞘炎か四十肩か、もしくは両方か。
どちらにしろ、眼精疲労と手と指の使い過ぎからくる痛みだとわかっている。
フリーランス塾の方々には申し訳ないけれど、ウェブサイトの管理は他のメンバーに任せて、私は休養することにした。

数日ぶりに海に行く。
とにかく浜辺で、のんびり過ごす。
どうしても受けたかったオンラインセミナーがあるので、iPhoneとイヤホンで受講しながら体をストレッチする。
指を動かしても手首を動かしても股関節を動かしても、すべて痛い。

首を回すだけで、ばきばきと音がする。
腕もうまく回らないし、どこを動かしても痛い。
笑ってしまうぐらい体を酷使してしまった。
指もうまく動かないし、牛乳パックを持っても痛い。
マウスを持ってもスマホ持っても痛い。
それなのになぜだろう、指が動かなくなるかもしれないと思ったら、とても写真が撮りたくなってきた。

私の1番年下の友達は3歳の女の子で、今年の春から保育園に入園した。
彼女にお祝いの絵本を届けに行く。
バスで扇浦まで行って、彼女に絵本を渡した後、持参したカメラで心も向くままに撮る。

鳳凰木の色づいた花。
紅葉したタマナの葉。
そよ風によれるタコの実。
道端に咲くハイビスカス。
浜辺の樹に据えられたブランコ。
暖かな光の中で子供たちは海で遊んでいる。

私は砂浜をビーチサンダルで歩きながら自分の足を撮る。
波に向かって歩いていると、カメラが濡れそうになって慌ててしまった。
息を大きく吸い込む。
光がとても綺麗で、潮風はとても暖かだった。

もしも指が動かなくなるなら、あるいは眼が見えなくなるなら、私は写真を撮って過ごしたい。
カメラを持って、動かなくなる指を最後まで動かして、シャッターを切って過ごしたい。
本を読むこと、文章書くこと、動画を撮ることも大好きだ。
けれど、1番好きなのは写真を撮る事だ。
それがわかっただけでも、今回の腱鞘炎になったかいがあったのかもしれない。

今後の課題として、写真が撮れなくなる前に、私はもっと自分の体を大事にいたわりながら使う方法を覚えよう。
まずは教えてもらったヨガ思い出しながら、日々のストレッチを習慣にしようと思う。
西に傾く夕陽を眺めながら、私は家路についた。